$ 0 0 大場康次さん。85歳だった。思えば2009年から2011年まで最上町観光協会のスタッフとして働いていたとき、赤倉温泉の活性化のために「熊撃ちマタギとゆくカンジキの旅」のガイドを勝ってやってくれたのだ。康次さんは「ヤスんつぁん」と呼ばれていた。マタギのイデタチで赤倉温泉駅でお客様を待ち、下車してきたお客様をさっそく「方言攻め」にする。そして、トロッコ橋を通って万騎の原の雪原に入っていくのだった。そこで、お客様に「お客さんヨー、この跡、分がっか?」と雪の上のアニマルトラックを追うのだ。